韓国の自転車専用道路をご紹介

韓国 自転車
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韓国には、国土の北部にある首都ソウルから南部の大都市釜山まで自転車専用道路が整備されています。この国土縦断自転車道を目当てに訪韓する旅行者もおります。

本記事では、韓国の自転車の利用状況や自転車専用道路の整備、主な自転車道などについてご紹介します。

韓国の自転車利用状況

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韓国は、日本や欧米ほど自転車を利用する人が多くありません。国民1人当たりの自転車保有台数を見てみると、日本は0.56台、アメリカは0.38台、自転車大国と言われるオランダは1.25台、ドイツは0.91台であるのに対して、韓国は0.2台と小さい値となっています。

韓国で自転車があまり利用されていないのは、坂が多いから、公共交通機関が発達しているから、肉体労働者の乗り物とされ敬遠されているから、といったような理由が挙げられています。

【国民1人当たりの自転車保有台ランキング】

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(出所:「自動車統計要覧第51販」平成29年6月自転車産業振興協会)

自転車専用道路の整備

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自転車を利用する人が比較的少ない韓国ですが、北部の仁川と南部の釜山とを結ぶ国土縦断自転車道を始めとして、自転車専用道路(自動車だけが通行できる道路)が各地に整備されています。これは、2010年にグリーン成長の一環として自転車活用を目指して策定された「国家自転車道路基本計画」によるものです。

この計画は、当初、主に4大河川(漢江(ハンガン)、洛東江(ナクトンガン)、錦江(クムガン)、栄山江(ヨンサンガン))に沿って総延長2千kmを超える自転車専用道路を整備するというものでした。しかし、その後、利用率の低さや不正・不祥事などが指摘され予算が大幅に縮小、結果的には全国でおよそ1,700kmが整備されました。

【韓国4大河川の概要】

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漢江 Hangang
ソウルを流れる韓国で最も代表的な河川。延長は508 kmで洛東江に続いて韓国2位、流域面積は35,770 km²で韓国1位。

洛東江 Nakdong-gang
大邱市、釜山市などを貫流する河川。延長は525kmで韓国1位、流域面積は23,384 km²で韓国2位。

錦江 Geumgang
韓国中西部の忠清道を流れる河川。延長は388km、流域面積は9,900 km²でどちらも韓国3位。

栄山江 Yeongsangang
韓国南西部の全羅道を流れる河川。延長は116kmで韓国5位、流域面積は2,798 km²で韓国4位。

国土縦断自転車道およびその他の主なコース

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韓国は自転車専用道路が全国的に整備されていますが、北のソウル特別市と南の釜山広域市とを結ぶ国土縦断自転車道が人気となっています。この道路は、北から南へ、アラ自転車道漢江(ハンガン)自転車道セジェ自転車道洛東江(ナクトンガン)自転車道を通過するもので、総延長が633kmです。

【国土縦断自転車道を構成する自転車道(北部から)】

アラ自転車道(21km)
アラ西海閘門認証センター~アラ漢江閘門認証センター

漢江(ハンガン、Hangang)自転車道(192km)
アラ漢江水門認証センター~忠州市ダム認証センター

セジェ自転車道(100km)
忠州市ダム認証センター~尚州市上風橋認証センター

洛東江(ナクトンガン、Nakdong-gang)自転車道(389km)
安東市安東ダム認証センター~釜山市洛東江河口堰認証センター

【その他の主な自転車道]

●北漢江(ブッカンガン、Bukhangang)自転車道(70km)
●東海岸(East Coast)自転車道(318km)
●オチョン(Ocheon)自転車道(105km)
●金剛(クムガン、Geumgang)自転車道(146km)
●ソムジンガン(Seomjingang)自転車道(149km)
●栄山江(ヨンサンガン、Yeongsangang)自転車道(133km)

国土縦断自転車道のサイクリングでは、ツアーパスポート(3,000ウォン)を購入して、自転車道の途中にあるチェックポイントでスタンプを押し完走すれば、認定証とメダルがもらえます。チェックポイントには有人のところと無人のところがありますが、パスポートは有人のチェックポイントで購入できます

国土縦断自転車道のソウル側の起点は、仁川広域市のアラ西閘門、釜山側の起点は釜山広域市の洛東江河口です。

レンタル自転車事情など

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韓国の主要都市ではレンタル自転車サービス/シェアサイクルが提供されています。ソウル特別市の「タルンイ」、大田広域市の「タシュ」、光州市の「タランゲ」が代表的で、その他の都市でも公共や民間のサービスがあります。

ソウルの「タルンイ」だと、料金は1時間1,000ウォンで、自転車は前にカゴがついた変速機付きのママチャリとなります。各都市で提供されているシェアサイクルでは、利用した後、サービス提供エリア内にある駐輪ステーションに返却しなければなりません。

ソウル特別市の「タルンイ」の場合は、市内全域に約2,800カ所設置されているステーションに返却しなければなりません。

このようなシステムだと、都市をまたいでサイクリングをする際は、レンタルと返却を繰り返すことになります。これが面倒であったり、ロードバイクやマウンテンバイクに乗りたいというのであれば、ソウルで借りて釜山で返すといった乗り捨てができる専用のレンタルショップがあります。

料金は自転車の種類等により異なりますが1日40,000ウォン程度から借りられ、 別に乗り捨て場所からの自転車配送料がかかってきます。

Korea Seoul Bike Rental

また、自転車をレンタルするのではなく自分の自転車を輪行すれば、現地でレンタルするほど料金はかかりません。一般に、日本航空や全日空、大韓航空といったキャリアであれば無料、LCCであれば10,000ウォン程度で受託荷物として運んでもらえます。

韓国縦断と飲食・宿泊

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国土縦断自転車道は総延長が600km以上あるので、途中、何度か飲食宿泊が必要になります。都市近郊の自転車道沿いにはコンビニがあり、飲食物の補給ができますが、農村部では店舗は少なくなりなかなか補給ができないので注意してください。

また、自転車道は河川沿いにあることが多いので、大きな都市であっても中心部から離れている場合が多いです。ホテル等に宿泊する際は、自転車道から離れている場合があるので、ホテルまでの距離や体力も考慮して予定を立てるとよいです。

宿泊費を低く抑えるには、ドミトリー(相部屋)や24時間営業のチムジルバン(日本でいうスーパー銭湯)がおすすめで、数千円で済みます。また、自転車道沿いにはあずまやなど休憩スペースがあるので、そこで野宿をする方もいるようです。

【チムジルバンとは・・・】

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日本でいうスーパー銭湯や健康ランドのような施設で、一般に、お風呂、サウナ、マッサージ室のほかに、食事処、売店、睡眠室、娯楽コーナーなどを備えています。韓国ドラマにも度々登場するので、ご覧になられた方も多いと思います。

利用料金は15,000~20,000ウォン程度で、タオル、専用服、ロッカーの鍵を貸してくれます。大浴場には石鹸やボディソープがあるので、手ぶらで訪れても大丈夫ですが、シャンプーはありませんので必要なら売店で購入します。

まとめ

韓国の自転車の利用状況や自転車専用道路の整備、主な自転車道などについてご紹介しました。韓国は日本人の海外旅行先で非常に人気となっていますが、自転車での各地訪問も専用道路を利用すれば、安全にできます。

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