ケッペンの気候区分
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気候(気温の高低、雨の多寡)は服装や持ち物の指標!

 

次は、気候区分の中でも有名なケッペンの気候区分です。

 


[World Köppen Map.png: Peel, M. C., Finlayson, B. L., and McMahon, T. A.(University of Melbourne)derivative work: Br-Sc-94, CC BY-SA 3.0 <https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0>, via Wikimedia Commons]

 

 

ケッペンの気候区分とは・・・

 

ドイツの気候学者ウラジミール・ペーター・ケッペンが、植生分布に注目して考案した気候区分で、1918年に公表されています。

 

特徴・・・

 

植生に着目し気温と降水量の2変数から気候区分を決定しています。
長所~分類の簡便さ、景観特徴反映性の高さ。
短所~気候の成因とは無関係であること。

 

気候型の判定法・・・

 

5つの気候帯があり、低緯度から順にA,B,C,D,Eと符号が付けられています。
なお、樹木が存在する地域の気候(A,C,D気候)は樹木気候、樹木が存在しない地域の気候(B,E気候)を無樹木気候といいます。

高__E 寒 帯  無樹木気候
|__D 亜寒帯  樹木気候
緯度_C 温 帯  樹木気候
|__B 乾燥帯  無樹木気候
低__A 熱 帯  樹木気候

 

①樹木気候(A,C,D気候)の判定

A(熱帯):
最寒月平均気温が18 ℃以上
ヤシが生育できる)

C(温帯):
最寒月平均気温が0℃(-3℃)以上18 ℃未満、最暖月平均気温が10℃以上
(冬季の積雪は根雪にならないが、ヤシが生育するほどでもない)

D(亜寒帯):
最寒月平均気温が0℃(-3 ℃)未満、最暖月平均気温が10 ℃以上
(冬季の積雪は根雪になるが、樹木は生育できる)

※ -3 ℃はケッペン、0℃とする学者もいる。

 

 

 

②無樹木気候(B,E気候)の判定


B(乾燥帯):

無樹木気候のうち、乾燥が原因である地域

E(寒帯):
無樹木気候のうち、寒冷が原因である地域。
最暖月平均気温が10 ℃未満


 

 

 

 

 

日本国内では・・・

 

札幌~亜寒帯
東京~温帯
沖縄本島~温帯
沖縄県の離島(宮古島、多良間島、石垣島、西表島、与那国島、etc)~熱帯

 

その他・・・

 

A,B,C,D,Eの各気候帯は、さらに、気候区に分類されています。

例えば、熱帯だと、

Af(熱帯雨林気候)
Am(熱帯季節風気候または熱帯モンスーン気候)
Aw(サバナ気候)
に分類されています。

 

スカイスキャナー

 

 

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