マネー・ボール
| ノンフィクション本

年俸総額がMLB全30球団中28位であったオークランド・アスレチックスを年間最多勝利を記録する強豪チームに作り上げて行ったのは、セイバーメトリクスを駆使するGMビリー・ビーンであった。

 

タイトル/

マネー・ボール

サブタイトル/

原タイトル/

Moneyball: The Art of Winning An Unfair Game

著者/

マイケル・ルイス

1960年、アメリカ、ニューオーリンズ生まれ。

作家、金融ジャーナリスト。

1982年、プリンストン大学を卒業(美術史の学士号を取得)。

1985年、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで経済学修士号を取得。

その後、サロモン・ブラザーズのロンドン事務所で数年間、債券のセールスマンとして働く。

この間、「エコノミスト」や「ウォール・ストリート・ジャーナル」を見てジャーナリズムに触発されて、作家になることを志す。

1989年、サロモン・ブラザーズでの経験を踏まえて、モーゲージ債(住宅ローン担保債)について書いた『ライアーズ・ポーカー』を発表し作家デビューし現在に至る。

訳者/

中山 宥

1964年、東京生まれ。

シリーズ名/

ハヤカワ文庫NF

出版社/

早川書房

出版年/

2013年

ページ数/

462p

価格/

1,034円

内容紹介/

1990年代末、オークランド・アスレチックスは資金不足から戦力が低下し、成績も沈滞していた。
新任ゼネラルマネジャーのビリー・ビーンは、かつて将来を嘱望されながら夢破れてグラウンドを去った元選手。
彼は統計データを用いた野球界の常識を覆す手法で球団改革を実行し、チームを強豪へと変えていく。

感想/

★★★★☆

著者の他の著作/

『ライアーズ・ポーカー』

多くの就職希望者たちを押しのけて、マイケル・ルイスは「債券取引の帝王」と誰もが認める、あこがれのソロモン・ブラザーズに入社した。
だが、新入社員として研修クラスに参加した彼がそこで目にしたのは、あまりにも破天荒なトレーダーたちの実態だった。
金のためなら何でもあり!
ウォール街で働く人々の驚くべき生態をえぐり出す。

『世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち』

世界中が好況に酔っていた2000年代半ば、そのまやかしを見抜き、世界経済のシステム自体が破綻する方に賭けた男たちがいた。
投資銀行、格付け機関、米国政府に挑んだ大相場「世紀の空売り」を描くノンフィクション。

『フラッシュ・ボーイズ 10億分の1秒の男たち』

なぜか株を買おうとすると値段が逃げ水のようにあがってしまう。
その陰には、コンピュータ化された市場で常態化した巨大な八百長、ナノセカンドの差で先回りするフラッシュ・ボーイズの姿があった。

『かくて行動経済学は生まれり』

「人間の直感は間違う」ことを発見した2人のユダヤ人心理学者、ダニエルとエイモス。
彼らがいかにして人の頭に潜むバイアスや錯覚を暴き出し、「合理的な人間像」を前提とした既存の経済学を打ち壊していったかを描く。

etc.

映画化/

マネーボール

監督/
ベネット・ミラー
脚本/
スティーヴン・ザイリアン
アーロン・ソーキン
原案/
スタン・チャーヴィン
製作/
マイケル・デ・ルカ
レイチェル・ホロヴィッツ
ブラッド・ピット
製作総指揮/
スコット・ルーディン
アンドリュー・S・カーシュ
シドニー・キンメル
マーク・バクシ
出演者/
ブラッド・ピット
ジョナ・ヒル
フィリップ・シーモア・ホフマン
音楽/
マイケル・ダナ
撮影/
ウォーリー・フィスター
編集/
クリストファー・テレフセン
配給/
アメリカ合衆国~コロンビア映画
日本~ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
公開/
アメリカ合衆国 2011年
日本 2011年
上映時間/
133分
製作国/
アメリカ合衆国
評価/
アカデミー賞(2012年)、作品賞、主演男優賞、助演男優賞、脚色賞、編集賞、音響編集賞ノミネート。

マネー・ショート 華麗なる大逆転

監督/
アダム・マッケイ
脚本/
チャールズ・ランドルフ
アダム・マッケイ
原作/
マイケル・ルイス
『世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち』
製作/
デデ・ガードナー
ジェレミー・クライナー
アーノン・ミルチャン
ブラッド・ピット
製作総指揮/
ルイーズ・ロズナー=マイヤー
ケヴィン・メシック
出演者/
クリスチャン・ベール
スティーヴ・カレル
ライアン・ゴズリング
ブラッド・ピット
音楽/
ニコラス・ブリテル
撮影/
バリー・アクロイド
編集/
ハンク・コーウィン
配給/
アメリカ合衆国~パラマウント映画
日本~東和ピクチャーズ
公開/
アメリカ合衆国~2015年
日本~2016年
上映時間/
130分
製作国/
アメリカ合衆国
評価/
2016年アカデミー賞、脚色賞受賞、作品賞・監督賞・助演男優賞・編集賞ノミネート。

etc.

その他/

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