弱くても勝てます
| ノンフィクション本

超進学校の野球部とその監督が下手でも生真面目に野球に取り組む様子を描く。

 

タイトル/

弱くても勝てます

サブタイトル/

開成高校野球部のセオリー

著者/

高橋 秀実

1961年、神奈川県横浜市出身。
東京外国語大学モンゴル語学科卒業。
元ボクサーで、ボクシングのジムトレーナーを務めていた経験も持つ。
2011年、『ご先祖様はどちら様』で第10回小林秀雄賞を受賞。
2013年、『弱くても勝てますー開成高校野球部のセオリー』で第23回ミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞。

シリーズ名/

新潮文庫

出版社/

新潮社

出版年/

2014年

ページ数/

241p

価格/

539円

内容紹介/

平成17年夏、東大合格者数日本一で有名な開成高校の野球部が、東東京予選ベスト16にまで勝ち進むという快挙を成し遂げた。
週1回3時間しかグランドを使えないという状況での快挙の理由を著者が取材して探った。
勝負にこだわりドサクサに紛れて勝つという監督の独創的なセオリーと、下手を自覚しながら生真面目に野球に取り組む選手たちの思わず爆笑、読んで納得の傑作ノンフィクション!

感想/

★★★★☆

著者の他の著作/

『平成兵法心持。新開ジムボクシング物語』

ジムのトレーナー時代に著者が出会った怠惰で憶病な練習生達。
彼らを、戦のない時代、暇に任せて刀を磨くばかりだった「武士」に重ね合わせ、闘いたい(が怖くて闘えない)男たちの心理に迫る。

『ご先祖様はどちら様』

自分はいったい誰の末裔なのか?
著者のルーツ探しの旅が始まる。
役所で戸籍にあたり、家紋を調べ、祖先の土地を訪れ、専門家や親戚縁者の話に耳を傾ける。
自分似の遠戚と出会ったり、源氏や平氏、さらには天皇家とつながったり。
日本中を東奔西走、「歴史とは?」「過去とは?」「自分って何者?」と問い続ける感動のノンフィクション。

『定年入門ーイキイキしなくちゃダメですか』

人はいつまで働けばいいのか?
みんなそんなにずっと働き続けたいのか?
リタイアした人は誰もが趣味や生きがいのある充実した生活を本当に送っているのだろうか?
著者が、定年後の人生を歩んでいる人々に取材、「定年のナゾ」に迫っていく。

『からくり民主主義』

賛否入り乱れる基地問題!
「反対」で生計を立てている人もいて、ことはそう単純ではありません。
民(みんな)が主役の民主主義、でも実際に現地を訪れると、その「みんな」が意外と見つからない。
「世論」、「国民感情」、「国民の声」の主は誰か?米軍基地問題、諫早湾干拓問題、若狭湾原発問題──日本の様様な困った問題の根っこを見極めようと著者が悪戦苦闘する。

etc.

映画化/

その他/

 

 

 

 

 

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