山の人の国、高級コーヒーの産地、トラジャ。
位置/
インドネシア共和国>スラウェシ島>南スラウェシ州>タナ・トラジャ県
交通/
≪スラウェシ島マカッサルに飛行機で入る≫
●バリ島デンパサール→スラウェシ島マカッサル
手段:飛行機
時間:1h40m
料金:¥5,235(with Skyscanner)
●ジャワ島ジャカルタ(スカルノハッタ国際)→スラウェシ島マカッサル
手段:飛行機
時間:2h20m
料金:¥4,401(with Skyscanner)
≪スラウェシ島内をバスで移動する≫
●スラウェシ島マカッサル_空港→市内
手段:バス(DAMRI社)
料金:Rp25,000(1Rp=0.007円、2020.11.21現在)
距離:17km
時間:1h
マカッサルの説明:
南スラウェシ州の州都
人口134万人、インドネシアで7番目に多い
ホテル料金は・・・
1,500円位から(1ルーム、1ベッド、3つ星以上、クチコミ評価7以上、朝食付き_with_アゴダ)
●マカッサル→ランテパオ(タナ・トラジャにある観光拠点の町)
手段:バス
距離:330km
時間:10h_朝・夜出発便がある。
主なバス会社:
METRO PERMAI
LITHA & CO
BINTANG PRIMA
Primadona
など
料金の例:
METRO PERMAI_Rp150,000
LITHA & CO_Rp150,000
BINTANG PRIMA_Rp210,000(Sleeper class(フラットベッド))
Primadona_Rp350,000(La Premiere Gold Class(最高級))
バスチケットは各バス会社のオフィスまたは Daya Bus Terminal (下図)で購入。
ランテパオのバスターミナルは下図のとおり。
ランテパオの説明:
標高:800m
タナ・トラジャ県の商業・観光の中心地(行政の中心地はマカレ(人口3万5千人))
人口:4万3千人(2010年)
気候:熱帯雨林(Af)
気温:最高25~28℃、最低17~19℃
降水量:140~470mm/月、6~10月が比較的少ない(梅雨時の東京で200㎜/月)
ホテル料金:
3,000円位から(1ルーム、1ベッド、3つ星以上、クチコミ評価7以上、朝食付き_with_アゴダ)
費用/
スラウェシ島4泊5日 ¥36,000
(内訳)
ジャカルタまたはデンパサール⇔マカッサル 飛行機代 ¥11,500
マカッサル空港⇔市内 バス代 ¥500
マカッサル2泊 宿泊および食事代 ¥7,000
マカッサル⇔ランテパオ バス代 ¥5,000
ランテパオ2泊 宿泊および食事代 ¥12,000
秘境たる所以/
トラジャ族は、交通の難所である山地地帯(タナ・トラジャと名付けられる)に住んでいたため20世紀初頭まで他からの影響を受けずにアニミズムを信奉していた。
スラウェシ島にイスラム教が伝播し拡がってくると、オランダ東インド会社を隠れ蓑にスラウェシ島を政治的に支配していたオランダは、これを危惧し、キリスト教の布教に努め、当時まだアニミズムを信奉していた高地の住民・トラジャ族に眼をつけた。
現在ではトラジャ族の8割強がキリスト教を信奉している。
オランダの圧力・影響そして1970年代以降の観光地化があったが、彼らの特徴的な家屋トンコナン、数百人の参列者が数日間にわたって行う壮大な死葬儀式、文字を持たないトラジャ語を表現するためのカラフルな木彫り細工(現在では、インドネシア語が公用語と定められ、実際に話されている比率が最も高いが、タナ・トラジャの小学校ではトラジャ語の授業がある)、といった伝統文化は残っており未だ秘境と呼ばれている。
トンコナン↓
「水牛」を表現している↓
また、コーヒー生産が第二次世界大戦以前から行なわれ、オランダ王室御用達に指定されるほど高い評価を受けていたが、インドネシア独立後オランダ人が去ると衰退した。
この荒れた農園再興に尽力したのは、日本のキーコーヒーで、同社は農場開発や道路整備などを進め、1978年に「トアルコトラジャ・コーヒー」として販売を開始した。
「トアルコ(TOARCO)」とは、トラジャ アラビカ コーヒー(TORAJA ARABICA COFFEE)の頭2文字ずつを取った頭字語(注)である。
注:頭字語(とうじご)~主にヨーロッパ言語のアルファベットにおける略語の一種で、複数の単語から構成された合成語の頭文字を繋げて作られた語のこと。