インドに次いでアジアで2番目に鉄道が開通した国、インドネシア。
インドネシアの鉄道について。
歴史等/
1864年、現在のインドネシア共和国がオランダ領東インド諸島であった頃、宗主国のオランダが設立した「蘭印鉄道会社」がジャワ島で鉄道建設を開始。
1867年、中部ジャワの都市スマラン市内北部の“ ケミジェン – タングン ”間約25 kmで運行を開始した。
(日本の“ 新橋 – 横浜 ”間の開通は1872年)
現在、鉄道は主にスマトラ島とジャワ島で運営されているが、スマトラ島はほとんどが貨物輸送、ジャワ島は旅客輸送がメイン。
ジャワ島の路線図/
jalan tol:有料道路
jalan raya:高速道路
Rel KA:鉄道
Bandara:空港
Pelabuhan:港
経営方式/
鉄道運営は上下分離方式を採用し、軌道などインフラ部分は政府が、車両及び駅設備は政府が100%株式を持つ鉄道会社・PT Kereta Api Indonesia(略してKAI)が保有および保守整備を行う。
単線・非電化が多く、ディーゼル機関車は、主に米国・カナダ(電気式)、ドイツ(油圧式)製。
旅客列車の等級にはSpecial(スペシャル)・Eksekutif(エグゼクティブ)・Bisinis(ビジネス)・Ekonomi(エコノミー)の4つがあり、特急・急行の設定もある。
運賃例/
≪東ジャワ方面≫
SURABAYA GUBENG → BANYUWANGI KOTA
約300km
00:25発、06:39着(6h14m)
Eksekutif(エグゼクティブ) ~ Rp 225.000
Ekonomi(エコノミー) ~ Rp 165.000
(1 Rp(ルピア)= 0.0073 円(2020.12月))
参考:
BANYUWANGI(ジャワ島) → Gilimanuk(バリ島) は、フェリーで、Rp 6.500、1h00m
ジャワ島、バリ島(+1h)間には1時間の時差がある。
≪西~中部ジャワ方面≫
Jakarta GAMBIR → YOGYAKARTA
約550km
08:00発、15:39着(7h39m)
Eksekutif(エグゼクティブ)(H) ~ Rp 800.000
Eksekutif(エグゼクティブ)(J) ~ Rp 270.000
(出所:https://www.kai.id/)