釜山はどんなところ?市の基本情報と観光スポットを紹介

釜山 情報
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釜山広域市は、首都のソウル特別市に次ぐ人口を有する韓国第2の都市です。日本からの直行便も多く日本人が多く訪れています。

ここでは、韓国南部の大都市・釜山広域市について基本情報や観光スポットなどをご紹介します。

位置

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北緯35度、東経129度に位置し、緯度は、日本の京都府京都市や愛知県名古屋市と同緯度となっています。

気候

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温暖湿潤気候で、日本の関東から九州にかけてと同じ気候区分となっています。月別の気温・降雨量は以下のとおりです。

歴史

釜山広域市がある地域は、三国(高句麗、百済、新羅)時代、金官伽耶(きんかんかや、3~6世紀)という鉄文化で栄えた国がありました。金官伽耶は、6世紀に新羅、10世紀に高麗、14世紀に李氏朝鮮へと変遷しますが、その間、釜山のあたりは小さな港のある農村でした。

15世紀になると、李氏朝鮮は、日本との交易の拠点として塩浦(えんぽ、現在の蔚山広域市)、薺浦(せいほ、現在の昌原市)、富山浦(ふざんぽ、現在の釜山広域市)の三浦(さんぽ、3つの港の意味)を開き、そこには日本人居留地・倭館が設置されました。富山浦は後に釜山浦と表記されるようになり、現在の釜山の起源となっています

1876年には、日本の明治政府と朝鮮との間で日朝修好条規が締結され、釜山、仁川、元山(北朝鮮)の3港が開港。以後、釜山港は貿易港として整備され港湾都市として発展します。

1950年、韓国と北朝鮮の間の紛争である朝鮮戦争が勃発しソウルが陥落した際には、約3年間臨時首都となりました。この時期には、戦争を避けた難民が釜山に多く移り住み、人口が増加しました。

その後、慶尚南道の道庁所在地であった釜山市は、1963年に道から離脱して「直轄市」に昇格、1995年には「広域市」となります。2000年には、公式の英語表記がそれまでのPusanからBusanに改められました。

行政区画

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15の区と1つの郡から構成されています。

人口

ソウル(942万人)に次ぐ韓国第2の人口(330万人)を有しますが、1995年の381万人をピークに減少傾向が続いており、若年層の流出と高齢化が課題となっています。

韓国は2023年の合計特殊出生率(1人の女性が一生の間に出産する子供の人数)が0.72と世界196ケ国中195位と超少子化に直面していますおり、人口減少で「地球から最初に消滅する国」になると予想されています(データの出所:WORLD BANK GROUP)。ソウルへの一極集中による地方崩壊が加速しています。

食文化

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【テジクッパ】
テジクッパは、「テジ=豚」「クッ=スープ」「パ=ご飯」を合わせた言葉で、日本語に訳すと「豚のスープご飯」となります。 釜山の代表的な郷土料理で、豚の骨と肉を長時間煮込んだスープに、ご飯と豚肉を入れたシンプルで素朴な味わいの韓国料理です。

【ミルミョン】
ミルミョンは、「ミル=小麦」「ミョン=麺」を合わせた言葉で、日本語に訳すと「小麦麺」となります。冷麺として食べられることが多く、一般的なそば粉の冷麺(ネンミョン)よりも柔らかくもちっとした食感です。

【パジョン】
パジョンは、「パ=ネギ」「ジョン=平たく焼いた料理」を合わせた言葉で、たっぷりの青ネギを主役にした韓国の代表的な料理「チヂミ」の一種です。一般的なチヂミよりも生地がカリッカリに仕上がり、ネギの甘みと風味が楽しめるのが特徴です。

【ナッコプセ】
ナッコプセは、「ナクチ(手長ダコ)」「コプチャン(ホルモン)」「セウ(エビ)」の頭文字を合わせた言葉です。コチュジャンや唐辛子、ニンニクが効いた甘辛いタレ(ヤンニョム)が、海鮮とホルモンの旨味を引き立てます。具材を白いご飯にかけて「ビビンバ風」に混ぜて食べるのが定番で、締めはスープにうどんやラーメンを入れます。

【コムジャンオ】
韓国で親しまれている「ヌタウナギ」のことで、釜山名物の珍味です。ウナギに似ていますが、生物学上は顎のない原始的な魚類で、コリコリとした歯応えと淡白な味わいが特徴。塩焼きや辛いタレ(ヤンニョム)で炒めて食べるのが一般的です。

【ビビンタンミョン】
茹でて冷やした太めの韓国春雨(タンミョン)を、コチュジャンベースの甘辛いタレで和えた韓国・釜山の名物料理です。モチモチした食感と、野菜やキムチをトッピングするヘルシーな混ぜ春雨で、さっぱりとした甘酸っぱさと辛味が特徴です。

【ヘムルタン】
ヘムルタン(海鮮鍋)は、韓国語で「海鮮(ヘムル)」+「スープ/鍋(タン)」を意味し、エビ、カニ、タコ、貝などの魚介類と野菜をコチュジャンや唐辛子でピリ辛に煮込んだ、旨辛い海鮮鍋料理です。家庭の味として親しまれ、海鮮の出汁が凝縮されたコクのある味わいが特徴です。

交通(鉄道、バスなど)

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【飛行機】

市内南西部の江西区に「金海国際空港」があります。空港利用人数は、仁川国際空港、済州国際空港、金浦国際空港に次いで韓国で4番目に多く、韓国南部の玄関口となっています。

ソウル(仁川、金浦)や済州への国内線、日本や中国、東南アジアへの国際線が多く運航されています。

【フェリー】

日本の下関との間には関釜フェリーが、博多との間にはカメリアラインが、定期便として運航されています。

【鉄道】

釜山広域市には、国内の都市間を連絡する韓国鉄道公社(KORAIL)の釜山駅、釜田駅、亀浦駅、新海雲台駅があります。また、市内には、釜山交通公社が運営する地下鉄が4路線、金海市加耶大駅と釜山市沙上駅を結ぶ釜山-金海軽電鉄があります。

釜山-金海軽電鉄には、空港直結の金海国際空港駅および地下鉄やKORAILに乗り換えることができる沙上駅があるので、空港から釜山市内へは鉄道で行けます。

【バス】

釜山広域市金井区には、釜山総合高速バスターミナル(釜山高速バスターミナルと釜山東部市外バスターミナルが一体化)があり、ソウルなど首都圏や国内各地への都市間バスが発着しています。また、朝鮮半島西部の全羅南道や全北特別自治道および慶尚南道の西部方面へは、釜山広域市沙上区にある釜山西部バスターミナルが発着の中心となります。

市内バスは多数あり、乗りこなせば地下鉄沿線でないエリアにも行くことができて、行動範囲広がります。一般の市内バスは、車体が青と白のツートンカラーで、料金は、距離に関係なく大人(満19歳以上)1,700ウォン(交通カードだと1,550ウォン)です。

乗り方は、前のドアから乗り後ろから降りるのが基本で、乗車時にお金を支払います。現金の場合は運転手の近くにある料金箱へ入れ、交通カード(T-money、WOWPASSなど)の場合はパネルにカードをかざします。

降りる時は、ブザーを押して運転手に知らせます。

観光スポット

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石窟庵仏国寺(世界文化遺産、慶州市に所在)】
慶州(きょんじゅ)市は、新羅(紀元前1世紀~10世紀)の都である徐羅伐(そるぼる)および金城(くむすん)が置かれていた場所です。石窟庵と仏国寺は、8世紀ごろの景徳王の時代、宰相の金大城により建立されたもので、建築物や彫像などは新羅時代の仏教美術の最高傑作とされ国宝に指定されています。石窟庵と仏国寺は、どちらも吐含山(とはむさん標高745メートル)の中腹に位置しますが、4kmほど離れています。

慶州歴史地域(世界文化遺産、慶州市に所在)】

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慶州市内の広範囲に点在する新羅時代の遺跡群で、主に「南山地区」「月城地区」「大陵苑地区」「皇龍寺地区」「山城地区」の5つのエリアで構成されています。慶州市は、「屋根のない博物館」と称されるほど、古墳、宮殿跡、仏教遺跡が多数点在しています。

良洞村(世界文化遺産、慶州市に所在)】

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安東市の河回村とならんで両班(高麗時代および李氏朝鮮時代の官僚を務めた男性貴族)の村として世界遺産に登録されています。李朝時代に両班であった月城孫氏(慶州孫氏)と驪江李氏(驪州李氏)の同族村で、村全体が重要民俗文化財指定されています。

海東龍宮寺(へどんよんぐんさ)】

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高麗時代の1376年に恭愍王の王師であった恵勤和尚により創建された寺院。壬辰倭乱(文禄・慶長の役)により焼失したが、1930年代に再建されました。海辺の断崖に建てられた絶景の寺院で、多くの観光客や参拝客が訪れています。

海雲台海水浴場(へうんでへすよくちゃん)】

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釜山を代表する1km以上続く白砂のビーチです。夏は100万人以上が訪れ、周辺には高層ビルやホテル、屋台村、水族館、伝統市場が立ち並ぶリゾート地として1年を通して賑わいます。6月初旬に海開きし、7~8月が海水浴のピークです。

冬柏公園

釜山・海雲台(ヘウンデ)の南端にあり、かつて島だった「冬柏島」全体を整備した散策スポットです。2005年APEC首脳会議の会場となった「ヌリマルAPECハウス」や、松林、冬から春にかけては椿が美しく、海沿いの遊歩道からは広安大橋のパノラマや夕景が楽しめます。

新世界スパランド

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海雲台のセンタムシティにある、新世界百貨店併設の最高級チムジルバン(韓国式サウナ)&温泉施設です。地下1,000mから汲み上げた天然温泉、十種類のテーマサウナ、露天足湯、レストラン、リラックスルームを完備しており、高級感あふれる空間で観光の疲れを癒せます。 営業時間は9時から22時で、利用時間は基本4時間(有料延長可)、料金は大人20,000Wです。

甘川洞文化村(かむちょんどんむなまうる)】

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朝鮮戦争(1950~1953年)時に避難民が山の斜面に築いた、「ダルトンネ(月の村)」と呼ばれるバラック集落。2009年のアートプロジェクトで住民とアーティストの手によりカラフルな観光地へと変貌しました。

太宗台(でじょんで)】

海岸の絶景を楽しめる代表的な観光名所。波によって侵食された海食崖や洞窟などが広がる国定公園で、晴れた日には対馬を望めるほど素晴らしいパノラマ景観が魅力です。公園内では、周遊バスや遊覧船観光が楽しめます。

梵魚寺(ポモサ)】

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金井山(クムジョンサン)麓にある678年創建の禅宗寺院で、新羅時代、義湘大師によって創建されました。金井山の頂上付近にある黄金色の井戸に、五色の雲に乗って降りてきた魚が遊んだという伝説に由来して「梵魚(空の国の魚)」と名付けられました。文禄・慶長の役で焼失後、17世紀に再建されましたが、曹渓門(一柱門)、大雄殿、三層石塔は、宝物に指定されています

釜山タワー

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釜山タワーは龍頭山(ヨンドゥサン)公園にある高さ120メートルの展望タワーです。1973年完成のシンボル的スポットで、展望台からは釜山港や広安大橋、南浦洞一帯が一望できます。営業時間は10〜22時で、料金は大人(満13歳以上)12,000ウォン、小人(満3歳~12歳)とシニア(満65歳以上)9,000ウォンとなっています。

国際市場

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釜山・国際市場(ククチェシジャン)は、朝鮮戦争後の避難民が軍需物資や密輸品を売り捌いた歴史を持つ巨大な市場です。1,000を超える店舗が迷路のような路地に集結しており、衣類、日用品、食べ歩きグルメなど多様な品揃えが魅力です。韓国映画「国際市場で逢いましょう」の舞台としても有名です。

五六島スカイウォーク

釜山南区の海岸絶壁に設置された、床が透明ガラス張りの展望台です。海上に突き出た約15メートルの歩道から、真下の荒波と五六島の絶景を一望できるスリリングな人気観光スポットで、入場は無料です。

チャガルチ市場

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韓国最大級の海鮮および水産物市場です。1階の活魚店で購入した新鮮な魚介(タコ、アワビ、サバなど)を、その場でさばいて2階の食事処で味わえます。朝鮮戦争後に女性たちが魚を売り始めた歴史があり、活気あふれる活魚市場とモダンな建物が共存しています。

南浦洞

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釜山で最も活気のある伝統的な繁華街で、観光・グルメ・ショッピングが集結したエリアです。チャガルチ市場や国際市場などの有名スポットがひしめき、釜山タワーから港を一望でき、釜山国際映画祭の舞台となった「BIFF広場」では屋台グルメやプチプラコスメも楽しめます。

釜山ロッテワールド

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2022年に釜山市機張郡にオープンした、広大な敷地を持つ野外型テーマパークです。「童話の中の王国」をテーマに、園内は絵本のような雰囲気で、全6つのゾーンで構成されています。韓国初のロケットスタート型ジェットコースター「ジャイアントディガー」、後ろ向きスタートの急流下り「ジャイアントスプラッシュ」などスリル満点のアトラクション、キャラクターパレードが楽しめます。ソウルのロッテワールドとは異なり、全施設が屋外にある広大な空間で、大人から子供まで楽しめる新スポットとして人気です。

松島

1913年にオープンした韓国初の海水浴場で、歴史ある海辺の観光エリアです。南浦洞から近く、海上ケーブルカー、海の上に伸びる約365mのスカイウォーク、吊り橋などの絶景アクティビティが整備され、現代的なリゾートスポットとして人気があります。

ヒニョウル文化村

影島(ヨンド)の海沿いの崖に位置する、朝鮮戦争時の避難民集落を改装した文化芸術村です。「韓国のサントリーニ」とも称され、美しいオーシャンビューと白い壁の建物、カラフルな壁画、路地裏のカフェや工房が魅力の、SNS映えする人気観光スポットで、多くの映画やドラマの撮影地でもあります。

まとめ

首都のソウル特別市に次ぐ人口を有する韓国第2の都市・釜山広域市について、基本情報や観光スポットなどをご紹介しました。釜山は、日本からの直行便も多く非常に訪問しやすい街です。

観光やショッピングならソウル、グルメやのんびり旅なら釜山、と言われることもあり、魅力的な旅先です。